1974年版を考察

◆1974年の景品
 この年の景品は、カードホルダーとポケット野球ブック。
 まずは、カードホルダー。3種類ある。順に解説していこう。
 最初に紹介するのは、「ミスターG特集アルバム」(以後、Aタイプとする)。タイトル通り、Aタイプは、長嶋茂雄仕様のカードアルバムである。表紙の写真は、長嶋茂雄がファンに向かって最後の挨拶をしている場面。裏面は、グラウンドを一周しながらファンの声援に手を振る場面。折り返した中面は、現役最後の試合での打席や守備など。全て1974年の10月14日のものである。
 続いて、「1974年 プロ野球カード アルバム」と赤字で記載されているもの(以後、Bタイプとする)。こちらの写真の表面は、投手松本(中日)、打者王(巨人)との対決場面。裏面は、高橋一(巨人)の投球フォーム。中面は、セ・パ両リーグの1974年日程表が地味に記載されている。
 3種類目は、「ベースボールカードアルバム」と赤字で記載されているもの(以後、Cタイプとする)。こちらの表面は、王貞治(巨人)。裏面は、田淵幸一(阪神)。中面は、タイプAと同じく、長嶋茂雄の最終試合の場面の写真。
 続いて、ポケット野球ブック。表紙の写真は、甲子園球場で撮影されたもの。カードよりは大きいのだが、名前のとおり、ポケットサイズ。私が持っているものは、シーズンが終了したあとに作成されたものらしく、1974年を総括している。タイトルしたにも「総集編」と記載されているため、いくつか種類があると思われる。

Aタイプ
(表紙)

(裏面)

 (中面)

Bタイプ
(表面)

(裏面)

 (中面)

Cタイプ
(表面)

(裏面)

 (中面)

ポケットブック74年版
 ポケットブック 右は通常カード

◆74年当たりカード
 私が所持している当たりカードは1枚のみ。また、名前は“ホームランカード”となっている。近年の当たりカードは、表も“当たりカード”って記載されているのですぐに分かるのであるが、この頃の当たりカードは、一般のカードの裏面だけ体裁を変えている。したがって、可能性としてはbPから最後まで、当たりカードが存在しているかも知れない。ちなみに、このカードはbR35ということがわかっている。
 
当たりカード(表面)    (裏面)


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