９２選手４４６枚の個人選手カードが発行された。
基本としては、規定打席に達している選手、規定投球回数に達している選手、タイトルを獲得した選手については、ほぼカード化されているが、されなかった選手もいる。そのへんを考えてページを作成してみようと思った。
セ・リーグ
６２選手３１５枚
◆読売ジャイアンツ
カード化された選手
左上から
淡口憲治 №１ 他７枚
王貞治 №２ 他６枚
山倉和博 №３ 他１４枚
西本聖 №４ 他１６枚
松原誠 №６ 他４枚
定岡正二 №７ 他１５枚
トマソン №８ 他１１枚
中畑清 №１０ 他１８枚
河埜和正 №７２ 他１５枚
山本功児 №９２ 他７枚
ホワイト №９６ 他１０枚
松本匡史 №１０９ 他９枚
新浦壽夫 №２６９ 他２枚
堀内恒夫 №２７６ 他２枚
柴田勲 №３４４ 他１枚
江川卓 №３６１ 他７枚
カード化されなかった主な選手
①篠塚利夫 … 規定打席到達打撃２位。率３５７ ７本 ４５点
②原辰徳 … 規定打席到達打撃２５位。率２６８ ２２本 ６７点
③加藤初 … 規定投球回数到達３位。防３.０１ １２勝６敗２Ｓ
④角三男 … 規定投球回数不足。防１.４７ ８勝５敗２０Ｓ
登場選手は１６選手全１６０枚。
王は、選手としてではなく、助監督として登場。
カード化された野手では、淡口、松本、松原、山本、柴田は規定打席不足。ただし、松本は最後まで盗塁王争いをしているし、カード化は納得。淡口も２桁本塁打を記録。他の３名は、実績は十分ではあるが、この年の成績はいまいち。
カードにならなかった原の成績は十分で、ほかの選手のカードにもちょこっと登場しており、なぜカード化されなかったのかわからない。翌年ファーストカードが発行されている。篠塚は、最後まで藤田（阪神）と首位打者争いをしたが、カードにならなかった。こちらもファーストカードの登場は翌年である。
投手では、新浦、堀内といったベテラン勢が選ばれている。実績は十分だが、この年の成績だけ考えると、カード化は微妙。割を食ったのは、加藤。江川、西本に次いで防御率３位だがカードにならなかった。角は最優秀救援投手賞を獲得したが、ファーストカードは翌年である。
◆阪神タイガース
カード化された選手
左上から
掛布雅之 №５ 他８枚
若菜嘉晴 №１２ 他３枚
小林繁 №１３ 他７枚
岡田彰布 №１４ 他５枚
真弓明信 №１５ 他７枚
佐野仙好 №８７
山本和行 №１１４ 他１枚
藤田平 №２０５
カード化されなかった主な選手
①オルト … 規定打席不足。率３０７ １８本 ５９点
②伊藤宏光 … 規定投球回数到達１０位。防３.６７ ８勝８敗０Ｓ
③工藤一彦 … 規定投球回数到達１３位。防３.７９ ９勝９敗０Ｓ
登場選手は８選手全３９枚。
カード化された野手の選考は順当と思われる。藤田、佐野は、タイトルをそれぞれ獲得するも、発行枚数が各１枚とは、少ない気がする。オルトは、外国人としては物足りなかったのかも。
投手では、小林、山本は順当。伊藤、工藤は２桁勝たないと難しかったかも。工藤の方は、翌年カードになったが、伊藤は生涯ならなかった。
◆広島東洋カープ
カード化された選手
左上から
山根和夫 №１６ 他２枚
高橋直樹 №１７
高橋慶彦 №１８ 他１枚
山本浩二 №１９ 他８枚
衣笠祥雄 №２７ 他４枚
山本和男 №７４
ガードナー №９０
福士敬章 №１１８ 他１枚
水谷実雄 №１１９ 他１枚
ライトル №１２０ 他２枚
北別府学 №１６７ 他２枚
古葉竹識 №２０８
カード化されなかった主な選手
①木下富雄 … 規定打席不足。率２３７ ６本 １７点
②池谷公二郎 … 規定投球回数到達２１位。防４.６０ １０勝７敗０Ｓ
③大野豊 … 規定投球回数不足。防２.６８ ８勝４敗１１Ｓ
登場選手は１２選手全３３枚。
カード化された野手の選考は順当と思われる。投手の方は、新人の山本和男を入れ、池谷を外しているが、全盛期の頃の池谷ではないものの、２桁勝っているしカード化しても良かったのではないだろうか。８２年に池谷は復活カード化されている。
◆中日ドラゴンズ
カード化された選手
左から
田尾安志 №２０ 他５枚
小松辰雄 №２５ 他４枚
谷沢健一 №２８ 他６枚
藤沢公也 №２９ 他１枚
富田勝 №３０
中尾孝義 №７８ 他１枚
大島康徳 №１０２
星野仙一 №１０４ 他３枚
宇野勝 №１２５
牛島和彦 №１８８
カード化されなかった主な選手
①コージ … 規定打席不足。率２５１ １５本 ４１点
②三沢淳 … 規定投球回数到達９位。防３.３５ ７勝１０敗２Ｓ
登場選手は１０選手全３０枚。
カード化された野手・投手の選考は順当と思われる。三沢は勝ち星が足りなかったのだろう。
◆ヤクルトスワローズ
カード化された選手
左から
大杉勝男 №１１ 他８枚
若松勉 №３７ 他２枚
杉浦亨 №３８ 他１枚
松岡弘 №４６ 他６枚
大矢明彦 №８２
渡辺進 №１２３ 他１枚
角富士夫 №１２４ 他１枚
青木実 №１５４ 他１枚
カード化されなかった主な選手
①水谷新太郎 … 規定打席不足。率２５３ ４本 ２７点
②鈴木康次郎 … 規定投球回数到達１４位。防３.８１ ９勝８敗０Ｓ
③井原慎一朗 … 規定投球回数到達２０位。防４.５８ ９勝９敗０Ｓ
④梶間健一 … 規定投球回数到達２２位。防５.３８ ６勝１０敗１Ｓ
登場選手は８選手全２８枚。
カード化された野手・投手の選考は順当と思われる。鈴木、井原、梶間は勝ち星が足りなかったのだろう。
◆大洋ホエールズ
カード化された選手
左から
田代富雄 №２１ 他５枚
斉藤巧 №２２
遠藤一彦 №２３ 他２名
平松政次 №２４
基満男 №８６
高木嘉一 №１００ 他１枚
斉藤明雄 №１２６ 他２枚
山下大輔 №１２８ 他４枚
屋鋪要 №１２９
ラコック №１９２
福島久晃 №２２３
カード化されなかった主な選手
①長崎啓二 … 規定打席不足。率２９２ １０本 ３５点
②ピータース … 規定打席不足。率２７３ １５本 ４０点
③佐藤政夫 … 規定投球回数不足。防２.７２ ６勝４敗１Ｓ
登場選手は８選手全２５枚。
カード化された野手のうち、斉藤巧は６年目で初カード化。斉藤巧も含め、基、屋敷、福島は規定打席不足。
投手は、順当な選考だと思われる
パ・リーグ
３０選手１３１枚
◆日本ハムファイターズ
カード化された選手
左上から
木田勇 №３２ 他６枚
島田誠 №３３ 他８枚
江夏豊 №３４ 他８枚
ソレイタ №６０ 他６枚
クルーズ №１４４
柏原純一 №４０７ 他１枚
高代延博 №４０９
カード化されなかった主な選手
①古屋英夫 … 規定打席到達打撃１７位。率２９０ １１本 ７３点
②大宮龍男 … 規定打席到達打撃３３位。率２４９ １５本 ５３点
③岡部憲章 … 規定投球回数到達１位。防２.７０ １３勝２敗０Ｓ
④間柴茂有 … 規定投球回数到達８位。防３.４６ １５勝０敗０Ｓ
登場選手は７選手全３６枚。
打者の古屋、大宮は、共にカードにはなっているが、この年は漏れた。
投手では、岡部、間柴がカードにならなかった。両選手とも、タイトルを獲得しており、この結果には不満である。間柴は、翌８２年にファーストカードが出たが、岡部に至っては生涯カードになることはなかった。
◆西武ライオンズ
カード化された選手
左上から
山崎裕之 №４０ 他６枚
松沼博久 №４１
岡村隆則 №４２
石毛宏典 №４３ 他１０枚
立花義家 №４４ 他３枚
駒崎幸一 №４５
田淵幸一 №５０ 他１枚
松沼雅之 №５１ 他４枚
森繁和 №１３４ 他２枚
カード化されなかった主な選手
①テリー … 規定打席到達打撃３位。率３１６ ２２本 １００点
②スティーブ … 規定打席到達打撃２７位。率２７１ ７本 ４７点
③大田卓司 … 規定打席不足。率２７７ ２４本 ６４点
④杉本正 … 規定投球回数到達１１位。防３.４８ ７勝８敗２Ｓ
⑤東尾修 … 規定投球回数到達１６位。防３.８３ ８勝１１敗０Ｓ
⑥永射保 … 規定投球回数不足。防３.１４ ６勝３敗４Ｓ
登場選手は９選手全３５枚。
打者では、テリー、大田といった大砲２名がカードにならなかった。スティーブはこの成績ではしょうがないかな。
投手では、東尾が漏れたのが大きい。ほぼ毎年カード化されていたのに。ここで紹介したカード化されなかった主な選手は、みんなカードになっている。
◆阪急ブレーブス
カード化された選手
左から
福本豊 №９ 他８枚
山田久志 №４７ 他５枚
加藤英司 №４９ 他５枚
簑田浩二 №８９ 他１枚
カード化されなかった主な選手
①島谷金二 … 規定打席到達打撃２１位。率２８２ ２３本 ６４点
②小林晋哉 … 規定打席到達打撃２２位。率２８２ ３本 ３７点
③マルカーノ … 規定打席到達打撃２９位。率２６６ １３本 ６７点
④ケージ … 規定打席到達打撃３５位。率２３８ ３１本 ７４点
⑤弓岡敬二郎 … 規定打席到達打撃３６位。率２１２ ４本 ３０点
⑥稲葉光雄 … 規定投球回数到達２位。防２.９３ １１勝５敗０Ｓ
⑦今井雄太郎 … 規定投球回数到達１４位。防３.７４ １９勝１５敗０Ｓ
登場選手は４選手全２３枚。カード化された４選手は、以前から阪急の顔というべき選手ばかり。順当な選考と思われる。カード化されなかった主な選手は７名。打者はしょうがないかなあと思う。投手は、防御率２位の稲葉がされなかった。稲葉は、中日では何枚も登場していたが、阪急では、ついに、カード化されなかった。
◆南海ホークス
カード化された選手
左から
門田博光 №２６ 他８枚
香川伸行 №３１ 他２枚
片平晋作 №３６
山内和宏 №５２
藤原満 №８３ 他４枚
カード化されなかった主な選手
①タイロン … 規定打席到達打撃６位。率３１１ １８本 ６０点
②新井宏昌 … 規定打席到達打撃１１位。率３００ ４本 ３３点
③河埜敬幸 … 規定打席到達打撃２４位。率２７２ ４本 ３６点
④山内孝徳 … 規定投球回数到達１２位。防３.４８ ７勝１３敗０Ｓ
⑤藤田学 … 規定投球回数到達１３位。防３.６８ １３勝１１敗０Ｓ
⑥山内新一 … 規定投球回数到達２０位。防４.４４ １４勝１０敗０Ｓ
登場選手は５選手全１９枚。うち、片平、山内は各１枚ずつ。
タイロンは、カード化されてもおかしくない成績。生涯カード化されなかった。新井は、８０年にファーストカードが出たばかりだし、３割打っているのに残念。河埜は、毎年レギュラーの働きをしているが、生涯カード化されなかった。
投手では、３名の山内のうち新一と孝徳はカード化されなかった。藤田は、７７年にカード化されて以来、コンスタントに働いている。
◆近鉄バファローズ
カード化された選手
左から
井本隆 №３５ 他１枚
栗橋茂 №３９ 他１枚
梨田昌崇 №４８ 他６枚
平野光泰 №８５ 他４枚
柳田豊 №１３７ 他１枚
カード化されなかった主な選手
①小川亨 … 規定打席到達打撃１５位。率２９５ ９本 ３５点
②ハリス … 規定打席到達打撃２８位。率２６８ ２２本 ７４点
③吹石徳一 … 規定打席到達打撃３４位。率２４５ １０本 ４８点
④村田辰美 … 規定投球回数到達７位。防３.３４ ７勝７敗０Ｓ
⑤橘健治 … 規定投球回数到達１０位。防３.４６ ７勝７敗１Ｓ
⑥久保康夫 … 規定投球回数到達１９位。防４.０９ ９勝１１敗８Ｓ
登場選手は５選手全１８枚。
まず、打者。規定打席に到達していて、カードにならなかった選手は、小川亨、ハリス、吹石徳一の３名。３割近く打って打撃成績１５位の小川は残念。７３年に初登場しているし、知名度もあったはずだが。ハリスは打率は低いものの本塁打は２２本放っている。吹石は、規定打席到達者３５名中３４位では仕方がないか。小川以外の２名は生涯カード化されなかった。
続いて、投手。規定投球回数に達していて、カードにならなかったのは、村田辰美、橘健治、久保康夫の３名。村田は７勝（７敗）、橘も７勝１Ｓ（７敗）で、カードになるにはそれぞれ勝ち星が足りなかったかも。久保は９勝８Ｓ（１１敗）で、こちらも２桁勝っていないためかも知れない。ファーストカードは８３年の登場。村田と橘は生涯カード化されなかった。
◆ロッテオリオンズ
カード化されなかった主な選手
①落合博満 … 規定打席到達打撃１位。率３２６ ３３本 ９０点
②リー … 規定打席到達打撃９位。率３０２ １９本 ７１点
③レオン … 規定打席到達打撃１０位。率３０１ １３本 ６２点
④庄司智久 … 規定打席到達打撃１６位。率２９３ １０本 ６３点
⑤有藤道世 … 規定打席到達打撃１９位。率２８５ １５本 ５０点
⑥弘田澄男 … 規定打席到達打撃３０位。率２６５ ５本 ４０点
⑦水上善雄 … 規定打席到達打撃３２位。率２５９ ８本 ４５点
⑧井上洋一 … 規定打席未到達。率２４５ ６本 ３３点
⑨村田兆治 … 規定投球回数到達５位。防２.９６ １９勝８敗０Ｓ
⑩梅沢義勝 … 規定投球回数到達６位。防３.２５ ７勝２敗８Ｓ
⑪水谷則博 … 規定投球回数到達１７位。防４.０１ １２勝１１敗０Ｓ
⑫仁科時成 … 規定投球回数到達１８位。防４.０６ １３勝１０敗０Ｓ
◆そのほか
①セントラルリーグ優勝 ３枚 （ → 球団別選手数調査では、巨人に分類）
②巨人・阪神勢 １枚 （ → 球団別選手数調査では、混合に分類）
③ベテランハッスル １枚 （ → その他に分類）
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