1982年版を考察

◆1982年のカード構成
 この年は、番号がbPから751番まで確認されている。ただし、リストを見るといくつか抜けている。いまのところ、わからないのは、bT89、bT92の2枚。
 で、総数は、651枚としてまとめておく。
 また、この年は、地方版が多く存在し、コンプリートなんてとてもできない。
 おそらく、全国版、地方版等に関する区分けは、以下のとおり。
 ・a@ 1〜201 全国発売
 ・bQ02〜251 山陽地区発売
 ・bQ52〜301 全国発売
 ・bR02〜351 関西地区発売
 ・bR52〜401 東海地区発売
 ・bS02〜451 全国発売
 ・bS52〜551  欠番
 ・bT52〜601 山陽地区発売
 ・bU02〜701 全国発売
 ・bV02〜751 東海地区発売  こんな感じだろうか。

◆球団別選手数調査
 @巨人  (190枚)29.19%  @西武  (71枚)10.91
 A中日  ( 93枚)14.29%  A日ハム (26枚)
03.99%
 B広島  ( 88枚)13.52%  B阪急  (19枚)
02.92%
 C阪神  ( 82枚)12.60%  C近鉄  (12枚)01.84%
 D大洋  ( 36枚)
05.53%  D南海  (10枚)01.54%
 Eヤクルト( 22枚)03.38%  ○不明  ( 2枚)
00.31%

 円グラフ82 「球団別選手数調査」

◆1982年のカードは?
bP〜101
 裏面の記載が、bP01以降と異なるので記しておこうと思う。氏名の下には、旗型のテンプレートに球団名が書かれている。
 
左から
bS 王貞治(巨人)            (裏面)
bQ2 掛布雅之(阪神)

bP02〜201
 裏面の記載が写真のように、球団のペットマークになった。また、コメントのみのもの(タイプA)と、82年度前半戦の成績(5月6日現在)が記載されたもの(タイプB)と、2種類ある。ちなみに、タイプBは、bP51の石毛(西武)までしか見られず、それ以降は、タイプAのみの構成となっている。

タイプA(コメントのみ)

左から
bP03 梶間健一(ヤクルト)
bP92 江夏豊(日ハム)
bP99 杉浦亨(ヤクルト)


左から
bP03 梶間健一(ヤクルト) (裏面)
bP92 江夏豊(日ハム)   (裏面)

タイプB(前半戦の成績が記載)

左から
bP04 松沼雅之(西武)
bP20 藤原満(南海)
bP32 山下大輔(大洋)


左から
bP04 松沼雅之(西武) (裏面)
bP20 藤原満(南海)  (裏面)

bQ02〜251
 この間は、広島の選手が中心に発行されているが、他球団の選手も数名発行されている。顔のアップの写真が比較的多いかも。

左から
bQ22 ガードナー(広島)
bQ27 ライトル(広島)
bQ37 津田恒美(広島)
bQ48 三村敏之(広島)


左から
bQ08 大野豊(広島)  (裏面)
bQ20 山本浩二(広島) (裏面)

広島以外も

左から
bQ07 原辰徳(巨人)
bQ42 江川卓(巨人)
bQ46 小林繁(阪神)


左から
bQ19 斉藤明夫(大洋)
bQ21 定岡正二(巨人)

bQ52〜301
 この間は、全国発売だし、それなりに私も所持している。裏面は「野球用語メモ」となっている。
 
左から
bQ88 松沼雅之(西武)       (裏面)
bQ90 定岡正二(巨人)       (裏面)

302〜351
 このブロックは、252〜301より出回っている数は少ないと思われる。関西版かも。関西、特に阪神のカードが多い。50枚のうち、24枚が阪神、阪急3枚、近鉄3枚、南海2枚…、阪神以外はそうでもないか。

左から
bR02 小林繁(阪神)
bR14 加藤英司(阪急)
bR26 香川伸行(南海)
bR43 森脇浩司(近鉄)


左から
bR30 原辰徳(巨人)
bR33 田淵幸一(西武)
bR44 山本浩二(広島)

bR52〜401
 この間は、東海地区限定と思われる。リストを見ると大半が中日の選手で占められているが、中日の選手ばかりではなく、他球団の選手も混ざっている。この辺はよく分からない。他球団の選手も、東海地区限定で発売されるというのも不思議なものだ。

左から
bR61 中尾孝義(中日)
bR62 星野仙一(中日)
bR65 大島康徳(中日)


左から
bR65 大島康徳(中日) (裏面)
bR68 宇野勝(中日)  (裏面)

中日選手以外も

左から
bR63 原辰徳(巨人)
bR79 田淵幸一(西武)
bR93 山田久志(阪急)
bR98 山本浩二(広島)


左から
bR82 掛布雅之(阪神) (裏面)
bR92 西本聖(巨人)  (裏面)

bS02〜451
 この間は、全国発売。ほとんどのカードを所持。裏面は生年月日や出身地、趣味、主なタイトル等が記載されている。
 
左から
bS15 角富士夫(ヤクルト)     (裏面)
bS23 木田勇(日ハム)       (裏面)

bS52〜551
欠番

bT52〜601
 この間は、広島の選手が中心に発行されているが、他球団の選手も数名発行されている。

左から
bT52 高橋慶彦(広島)
bT60 衣笠祥雄(広島)
bT71 北別府学(広島)
bT77 山本浩二(広島) (裏面)

広島以外も

左から
bT80 田淵幸一(西武)
bT88 松本匡史(巨人)
bT93 中畑清(巨人) (裏面)

bU02〜701 
 この間は、全国発売。それなりに私も所持している。裏面は生年月日や出身地、趣味、主なタイトル等が記載されている。

左から
bU24 基満男(大洋)
bU30 平田薫(巨人)
bU36 ソレイタ(日ハム)
bU48 永射保(西武) (裏面)

bV02〜751
 このbヘ、中日が優勝したあとに制作されたもので、裏面には、「セントラルリーグ優勝おめでとう」という記載がある。おそらく東海地区限定で発売されたのであろう。ここには、尾上、豊田、モッカ、平野(いずれも中日)のファーストカードがある。このシリーズに共通して言えることは、顔がアップで写されているものばかりということ。平野はまだ、背番号が57の時代で、貴重だ。

左から
bV25 田尾安志(中日)
bV26 田野倉正樹(中日)
bV43 モッカ(中日)
bV50 平野謙(中日)


左から
bV22 小松辰雄(中日) (裏面)
bV44 平野謙(中日)  (裏面)

◆1982年シーズンを振り返って
 この年も、昨年同様それなりに覚えている。中日が優勝したんだが、私が印象に残っているのは、「燃えよドラゴンズ! 82」。たぶん、ヴァイオリンのレッスンから帰ってくる車中のラジオで聞いたのが最初。この曲が流れた途端、こんなのがあるのか! って衝撃を受けた。
 カラオケでは、好んで、この82年バージョンか74年版をよく歌う。「1番平野が塁に出て、2番…」。

◆1982年版カード収集について
 ファーストカードは手に入れたい。が、前述のように地方版だし、入手には困難が予想される。平野、モッカについては、2013年に入手。ファーストカードが絶対に欲しいというわけではないが、豊田と尾上はこの年に2枚ずつしか出ていないので、必ず欲しい。
 
◆その他のトピックス
 1982年ファーストカードを追え
 1982年の景品

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