2001年版を考察

◆2001年
 1998年に大幅リニューアルされたカルビープロ野球チップスも、ここまで順調であったのだが、この年は、ジャガイモ不作の影響で、第1弾の発売が、7月にずれ込んだ。そのため、通常、第3弾、多いときは第4弾まで発売されるシリーズが、2001年は、第2弾まで、例年に比べて発行枚数は少なくなっている。
 
・2001年版に発行されたカードの種類
 @bP〜143(143枚)…bU7〜72は、開幕戦で活躍した6人をピックアップ
              …bP21〜143は、オールスター戦に出場した選手で構成
 A00ベストナインカードB−1〜16(16枚)
 B五輪代表チームカードJ1〜8(8枚)
 C00日本シリーズカードN1〜11(11枚)
 Dチェックカード C−1〜12(12枚)…巨、ヤ、西、近を各3枚としてカウント
 Eイチロー復刻カード…94カルビー野球カードの復刻版
 Fタイトルカード T−1〜18(18枚) 
 Gスターカード S−1〜12(12枚)

・球団別数は、次の通り。
 @巨人   (34枚)15.38%
 Aダイエー (26枚)11.76%
 B西武   (21枚)09.50%
 Cヤクルト (19枚)08.60%
 C近鉄   (19枚)
08.60%
 E中日   (16枚)
07.24%
 E横浜   (16枚)07.24%
 Gロッテ  (15枚)
06.79%
 H広島   (14枚)
06.33%
 H日ハム  (14枚)06.33%
 Hオリックス(14枚)06.33%
 K阪神   (13枚)
05.88%


 ユニークなのはイチロー復刻カード。これまで、復刻はON(王、長嶋)のみであったが、イチローはその二人に並び称されるまでになったのかも?

◆第1弾カード
 このシリーズは、bPから72まで発行された。1から68までは通常のもの。69から72までは、この年の開幕戦で活躍した6人が選ばれてカード化されている。
    
左から
bP 元木大介(巨人)                 (裏面)
bQ 清原和博(巨人)

    
左から
bU9 石井一久(ヤクルト)              (裏面)
bV2 磯部公一(近鉄)

◆ベストナインカード
 2000年のカルビーカードに新設されたシリーズの2年目。これは、昨シーズンのベストナインに選出された選手をカード化したもの。
   
左から
B−7 大島公一(オリックス)            (裏面)
B−8 江藤智(巨人)

◆タイトルカード
 99年から、第1弾では、昨シーズンのタイトルホルダーのカード、第2弾以降で、チームの中心選手を選んでのスターカードという流れができた。 で、この1弾では、全部で18枚発行されている。

左から
T−12 戎信行(オリックス)
T−13 バンチ(中日)
T−14 松坂大輔(西武)


T−1 松井秀喜(巨人)(裏面)
T−5 松井秀喜(巨人)(裏面)
T−7 松井秀喜(巨人)(裏面)

◆五輪代表チームカード
 意外なシリーズに驚いた。中日の鈴木、広島の河野あたりは、通常あまりカード化されにくい選手であったので嬉しかった。
  
左から
J−2 鈴木郁洋(中日所属)              (裏面)
J−6 河野昌人(広島所属)

◆2000日本シリーズカード
 これは、今年新設されたシリーズ。昨年のONシリーズで盛り上がったために発行に至ったのかも? このシリーズは、こうやってカードをまとめるうえでも非常に役に立つし、昨シーズンを振り返る意味でも非常に助かる。
 
左から
N−7 松井秀喜(巨人)                   (裏面)
N−11 長嶋茂雄 他スタッフ、選手(巨人)

◆第1弾チェックカード
 第1弾のチェックカードはC−1〜6。連続写真は、これまでもあったのだが、こうして6枚で1つの絵が完成されるというのは面白い企画だと思う。
 
左上から右下に向かって
C−1〜6 松坂大輔(西武)、松井秀喜(巨人)  (バラバラのカード)

◆第2弾カード
 通し番号bV3から143までのシリーズ。
   
左から
bP09 中村隼人(日ハム)              (裏面)
bX3 浜中おさむ(阪神)

後半のオールスター戦ファン投票選出選手
   
左から
bP23 岡崎秀樹(巨人)               (裏面)
bP33 盛田幸妃(近鉄)

◆イチロー復刻カード
 イチローの日本球団退団に伴い、発行された。
     
bネし イチロー(オリックス時代)  (裏面)

◆スターカード
 第2弾は、スターカードが発行された。またまたデザインが変わる。まぁ、毎年少しずつ変わっていくのかな。これまでよりも派手かも。
 
左から
S−6 井川慶(阪神)               (裏面)
S−7 小久保裕紀(ダイエー)

◆第2弾チェックカード
 第2弾のチェックカードはC−7〜12。第1弾に続き、6枚で1セットって感じになっている。

左から右下に向かって
C−7〜12 石井一久(ヤクルト)、中村紀洋(近鉄)

◆2001年シーズンを振り返って
 セ・リーグは97年以来となるヤクルトの優勝。パ・リーグは近鉄が優勝。日本シリーズはヤクルトの圧勝だった。ヤクルトファンとしては、久々に嬉しく思った。セリーグ優勝の日、私は横浜スタジアムで観戦していたっけ。優勝の瞬間(石井一久が、まだアウトになっていないのに、グラウンドに飛び出してきたのはすごく記憶に残っている)、現地観戦できた喜びは、ファン冥利に尽きるね。
 記録しておかなければならないのは、シーズン開幕時期の3月に、長年親しんできたフジテレビ「プロ野球ニューズ」が終了したこと。当時の私は、野球もサッカーも楽しんで見ていたのだが、「スポルト」になってからは、野球ニュースの割合が減り非常に残念な気分でその日の結果を確認していたっけ。野球は隅のほうに追いやられた気がした。野球とサッカーは共存共栄が望ましいと思うし、限られた中でニュースにしなければならないのだから、時代の流れも加味して、総合スポーツニュースで両方伝えるべきだと思う。けれども、相撲やゴルフってスポーツ? 酷いのはビーチバレー。こんなお遊び(競技?)なんかに時間を割いているスポーツニュースを見るたびにがっかりしてしまうことしばしば。

◆2001年版カード収集について
 昨年同様きちんと箱買いしていったため早めにコンプリートは達成できた。ただし、発行枚数が少なく、物足りなさも。日本シリーズカードや、五輪代表チームカードは新しいシリーズ。また、チェックリストにも工夫がみられた。
 馬鈴薯の不作により7月まで発売できなかった2001年。一般消費者としては、今後、このようなことが無いことを祈るのみ。

                             (祝! コンプリート )

◆その他のトピックス
 2001年ファーストカードを追え
 2001年の景品
 2001年の出現カード数

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