2002年版を考察

◆2002年
 昨年同様、発行枚数は少ない。発売開始が7月からだったこと、それから、日韓ワールドカップの開催によるサッカー人気のあおりを受けたことなどが、理由としてあげられている。
 で、この年は、なんといってもカルビープロ野球30周年記念。カードの表面左上には「30th アニバーサリー」の文字が目立つ。

 
・2002年版に発行されたカードの種類
 @bP〜162(162枚)
 Aエース&スラッガーカードAS−1〜12(12枚)
 B30周年記念復刻カードM−1〜36(36枚)
 C開幕戦カードOP−1〜6(6枚)
 DニューフェイスカードN1〜18(18枚)
 Eタイトルカード T−1〜14(14枚)
 Fスターカード S−1〜36(36枚)
 Gチェックカード C−1〜6(6枚)…各球団0.5枚としてカウント
 HサヨナラホームランカードSH−1〜9(9枚)
 IBe Excited!カードEX−1〜9(9枚)
 JTHE RIVALSカードRV−1A〜10A、−1B〜10B(20枚)

・球団別数は、次の通り。
 @巨人   (35.5枚)10.82%
 Aヤクルト (32.5枚)
09.91%
 Bダイエー (32枚)
. 09.76%
 C近鉄   (31.5枚)09.60%
 D広島   (26.5枚)08.08%
 D西武   (26.5枚)08.08%
 Fオリックス(26枚). 07.93%
 G中日   (25.5枚)07.77%
 H横浜   (24.5枚)
07.47%
 Hロッテ  (24.5枚)
07.47%
 J日ハム  (22.5枚)06.86%
 K阪神   (20.5枚)
06.25%



◆レギュラーカード 第1弾bP〜90(90枚)
 昨シーズンの日本一球団ヤクルトからスタート。裏面は、毎年デザインが異なっている。
   
左から
bP 岩村明憲(ヤクルト)              (裏面)
bQ ラミレス(ヤクルト)

◆エース&スラッガーカードAS−1〜12(12枚)
 初企画。各チームのエースと4番がセットになって1枚のカードになったもの。
   
左から
AS−4 黒田博樹&金本知憲(広島)        (裏面)
AS−9 松坂大輔&カブレラ(西武)        

◆開幕戦カードOP−1〜6(6枚)
 2002年開幕戦で活躍した6選手がカードになったシリーズ。紹介する2枚のカードのうち、左のバークハートは、開幕戦で日ハム・芝草から勝ち越し本塁打。右は、入団3年目で初の開幕投手を務めた藤井。8回途中まで見事勝利投手に。
   
左から 
OP−5 バークハート(ダイエー)         (裏面)
OP−1 藤井秀悟(ヤクルト) 

◆ニューフェイスカードN1〜18(18枚)
 新入団選手、移籍選手など、タイトルの通り、新チームで活躍が期待される選手をカード化したシリーズ。普段あんまりカード化される機会のなさそうな選手も含まれているので新鮮で楽しかった。
   
左から
N−17 喜多隆志(ロッテ)            (裏面)
N−11 小池秀郎(近鉄)

◆30周年記念復刻カードM−1〜36(36枚)
 このシリーズについては、別ページで紹介するので省略。
 こちらのページ

◆タイトルカード T−1〜14(14枚)
 すっかり定着した感のあるシリーズ。昨年度のタイトル保持者が、カードになっている。通常のカードよりきれいなコーティングがされている。一人の選手が複数タイトルを獲得していても1枚に(昨年度までは、タイトルごとにカードが作成されていたっけ)。
   
左から
T−10 ミンチー(ロッテ)               (裏面)
T−1  ペタジーニ(ヤクルト)

◆チェックカード C−1〜3(3枚)
 第1弾でのチェックカードは3枚。2001年度のシーズンセパ上位3チームの選手が表紙になっている。
     
C−2 松井秀喜(巨人)田上慶三郎(ダイエー) (裏面)

◆レギュラーカード 第2弾bX1〜162(計162枚)
 第1弾でもそう思ったが、写真が非常に凝っている。良い写真は次々紹介したい。

左から
bP03 高橋由伸(巨人) ナイスキャッチ ヨシノブ!!
bP62 隼人(日ハム) 真正面からダイナミックな構図


左から
bP30 大村直之(近鉄)バントした瞬間(セフティーっぽい)
bP29 中村紀洋(近鉄)打った瞬間、バットを放り投げる
bP36 井口資仁(ダイエー)


左から
bP10 吉見祐治(横浜)投げる瞬間
bP15 長谷川昌幸(広島)投げる瞬間
bP17 小山田保裕(広島)投げる瞬間


左から
bP42 潮崎哲也(西武)投げる瞬間
bP48 具臺晟(オリックス)投げる瞬間。サインは韓国・テグ球場でもらった
bP56 ミンチー(ロッテ)投げた瞬間

◆サヨナラホームランカードSH−1〜9(9枚)
 2002年シーズン前半に出たサヨナラ本塁打を記念したカード。注目は福井と松井稼頭央。福井は初のカード。そして、松井は2試合連続のサヨナラ本塁打を5月10日、11日に記録した。
    
左から
SH−9 福井敬治(巨人)              (裏面)
SH−4 松井稼頭央(西武)

◆Be Excited!カードEX−1〜9(9枚)
 こちらもまたまた面白いカードが登場した。ここで紹介するのは、ともに今年カード化されたのはこの1枚のみの選手2名。左は市場6人目のスタメン全打席本塁打を記録した五十嵐(近鉄)。そして、右は、阪神64年ぶりの開幕7連勝を記録した時に本塁打を放ったホワイト(阪神)。ちなみに、この連勝記録が止まった時、私はその現場(神宮球場)にいたっけ。
 ちょっとマニアックな記録&人選ではあるが、こんなカードは楽しいね。
    
左から
EX−2 五十嵐章人(近鉄)            (裏面)
EX−1 ホワイト(阪神)

ついでに
 台湾で初の日本プロ野球公式戦開催! BSで中継したんだけれども、始打式(始球式ではない)があって、この時登場したのが、松浦亜弥。バットを振るところを振らずに、キャッチャーやっていた城島に注意されていたっけ。できれば、その場面もカード化してほしかった(無理な注文か?)。

EX−6 台湾で初の日本プロ野球公式戦開催!

◆THE RIVALSカードRV−1A〜10A、−1B〜10B(20枚)
 似たような企画は、98年の第1弾の景品にあった。しかし、一般の発売で手に入るカードということであれば、今回が初の試み。
 少し、よくわからないのは、投手同士、打者同士のライバルか? 打者と投手のライバルなのか? 何か構図が見えてこないことだ。
   
左から
RV−6A 中村紀洋(近鉄)             (裏面)
RV−6B 松坂大輔(西武)


左から
RV−9A カブレラ(西武)
RV−9B ローズ(近鉄)

◆スターカード S−1〜36(36枚)
 スターカードというので、各球団のスター選手が2名ずつ登場。でも、世間一般には、あまり知られていないような選手が含まれているのも事実。
 でも、そういった選手が知名度を上げるためにも、こういった企画は大事にしないといけないね。
   
左から
S−16 松井秀喜(巨人)            (裏面)
S−15 清原和博(巨人)

◆第2弾 チェックカード C−4〜6(枚)
 デザインなどは第1弾と同じ。2001年のセ・パ下位球団の選手がカードに登場している。2名で1組。

左から
C−4 谷佳知(オリックス) 高橋建(広島)
C−6 岩本勉(日ハム) 八木裕(阪神)


◆2002年シーズンを振り返って
 セ・リーグは、原巨人が優勝。パ・リーグは伊原監督率いる西武ライオンズが優勝。で、日本シリーズは、巨人の4連勝。とにかく強かった。

◆2002年版カード収集について
 カード枚数が少ないことで、比較的コンプリートしやすかったかなって感じ。数は少なくなったけれど、いろんなシリーズが登場して楽しかったっけ。
 余計な労力を使ったのは、その他のトピックにも記述した球場配布カード。

                             (祝! コンプリート )

◆その他のトピックス
 2002年ファーストカードを追え
 2002年の景品
 2002年の出現カード数
 2002年球場配布カード
 メモリアルカードからファーストカードを考察する

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