2010年版を考察

◆2010年
 菊池雄星はどこの球団に入るのか? 2009年のドラフトでは、彼の話題で持ち切りであった。結局、数球団の競合の末、埼玉西武ライオンズに入団。キャンプも順調、松坂大輔のように、1年目からバリバリ働くかに思われたが、そうはいかなかった。2軍での登板も数試合、しかも、シーズン途中には、2軍コーチとの裁判事件が取り立たされた。結局、1軍登板のないままシーズン終了。

・2010年版に発行されたカードの種類
◆第1弾 レギュラーカード
 各チーム8名ずつ、96枚発行された。2009年は、日本一がセ・リーグ(巨人)なので、先頭は巨人選手の背番号1の小笠原。
 
左から
bP 小笠原 道大(巨人)               (裏面)
bQ ラミレス(巨人)

◆チームスタッツカード
 各球団1枚ずつ、合計12枚発行された。裏面は、所属選手名がここで紹介するカードは、ともに、昨シーズンで引退した立浪(中)、緒方(広)の2枚。特に、緒方の最後の打席での三塁打は素晴らしかった。守備でも、木村拓(巨人)が、緒方の守るセンターにフライを打ち上げた時なんて、とっても感動的だった。引退した選手がその翌年にカード化されるケースは珍しい。
 
左から
TS−2 立浪和義(中日)            (裏面)
TS−5 緒方孝市(広島)

◆リーグ優勝カード
 セ・パ各1チームずつ、合計2枚発行された。

左から
LC−1 セ・リーグ優勝(巨人)
LC−2 パリーグ優勝(日ハム)

◆クライマックスシリーズカード
 セ・パ第1ステージ、第2ステージ各1枚ずつ、合計4枚が発行された。クライマックスシリーズには、セ・リーグがヤクルト、中日、巨人、パ・リーグは、ソフトバンク、楽天、日ハムの各3チームが進出した。

左から
CS−2 谷佳知(巨人)
CS−3 田中将大(楽天)

◆日本シリーズカード
 日本シリーズに進出し、日本一になった、巨人のカードが3枚、日ハムのカードが1枚、合計4枚のカードが発行された。

左から
NS−2 歓喜に沸くジャイアンツナイン
NS−3 阿部慎之助

◆チェックリストカード
 昨シーズン、セ・パ上位2球団ずつ、4枚が発行された。

左から
C−1 原監督(巨人)
C−2 日ハムナイン(日ハム)

◆トッププレイヤーカード
 各球団2選手ずつ選抜されて合計24枚発行された。選抜といっても、昨シーズンのチームの最多勝と最多本塁打王が選ばれている。日ハムは、スレッジの退団⇒横浜への移籍のため、2位の稲葉。オリックスは、1位のローズが2月1日時点で未契約、2位のフェルナンデス退団のため、3位のカブレラがカード化された。
 また、更に出現率の低い、サイン箔付きのカードも発行されている。

左から
TP−4 ブランコ(中日)
TP−5 館山昌平(ヤクルト)


左から
TP−19 涌井秀章(西武)サインつき
TP−24 カブレラ(オリックス)サインつき

◆第2弾 レギュラーカード
 各チーム8名ずつ、合計96枚が発行された。移籍した選手。大リーグから復帰した選手などは、この弾で発行された。ここで紹介するのは、日本球界に復帰した選手3名。

左から
bP01 小林雅英(巨人)
bP21 城島健司(阪神)
bP32 高橋建(広島)

◆開幕戦カード
 各チーム、開幕戦で4番打者として出場した選手によるカード。合計12枚発行された。
 ここで紹介する2枚は、前年最下位の2チーム。オリックスは、カブレラが開幕4番と思いきや、岡田監督と衝突してスタメンを外され、代わりは、北川が務めた。
 
左から
OP−6 村田修一(横浜)          (裏面)
OP−12 北川博敏(横浜)

◆チームメンバーカード。
 各チームの監督12名がカードになったシリーズ。発行された時点で、東京ヤクルトスワローズの高田監督は、成績不振により休養してしまったが、無事(?)発行された。
 巨人の原監督の写真は、ジャビットとの「グータッチ」。
 裏面は、2010年のチームメンバーが載っている。
 
左から
TM−01 原辰徳監督(巨人)              (裏面)
TM−03 高田繁監督(ヤクルト)
TM−11 西村徳文監督(ロッテ)

◆チェックリスト
 昨シーズン、セ・パ3位、4位の4チームがカードとなって発行された。
 紹介するC−8のカードは、ブラウンが本塁打した後に見せる「エアギターパフォーマンス」。裏面は、選手名が載っている。
 
左から
C−5                    (裏面)
C−8

◆スターカード
 各球団2選手ずつ選抜されて合計24枚発行された。第1弾と同様、サインつきカードも発行された。ここで紹介する3名は、いずれも、大リーグ経験した選手。

左から
S−07 城島健司(阪神)
S−21 井口資仁(ロッテ)
S−24 田口壮(オリックス)

◆第3弾 レギュラーカード
 各チーム8名ずつ、合計96枚が発行された。1枚目は大家。復帰後、初先発した5月2日のヤクルト戦(神宮球場)は、私も観戦していた。悔しいがヤクルトは負け。写真は、その時のものであろう。2枚目は、西武のGG佐藤。ユニフォームは、クラウン時代のもの。第3弾で限定ユニフォームが採用されたカードは、この1枚のみ。3枚目は、赤田。今年初め、オリックスのキャンプ地(高知)を訪れた時、その日にトレードが発表された。即席サイン会を開いて、ファン一人一人にサインをしていたっけ。開幕時は2番打者としてスタメンであったが、後半戦はベンチを温めることも多くなった。

左から
bQ39 大家友和(横浜)
bQ70 GG佐藤(西武)
bQ81 赤田将吾(オリックス)

◆交流戦カード
 各球団1チームずつ合計12枚が発行された。優勝したオリックス以外のカードは1人の写真で発行されている。

左から
IL−04 金本知憲(阪神)
IL−12 オリックスナイン(オリックス)

◆チェックリスト
 昨シーズン、セ・パ5位、6位の4チームがカードとなって発行された。吉見は古巣相手に投げて見事初勝利を挙げた。山本(オリックス)の着ているユニフォームは、「がんばろう神戸」を肩に付けて、見事優勝した94年時のもの。11年からは横浜へ移籍して活躍を目指す。

左から
C−10 吉見祐治(ロッテ)
C−12 山本省吾(オリックス)

◆スターカード
 各球団2選手ずつ選抜されて合計24枚、第2弾の続きなので、bQ5から48までが発行された。

左から
S−25 長野久義(巨人)
S−48 T−岡田(オリックス)

◆2010年シーズンを振り返って
 ヤクルトは、成績不振により、シーズン中盤で高田監督が解任。諦めかけていたが、その後を引き継いだ小川監督代行、伊勢臨時コーチなどの指導があって徐々に成績を上げていった。最終的には4位。一時は、クライマックスシリーズも…って感じもあったが。
 パリーグで注目していたのはオリックス。2010年の春季キャンプはオリックスのキャンプを訪れた。T−岡田もブレイクしそうな感があったし、新入団の木佐貫、レスターなど、調子が良かったし、何より2008年の調子が良かった先発投手陣がみんな元気だったから。シーズンを通した結果は4位だったが、交流戦は見事優勝。嬉しかった。
 全体では、ロッテが、シーズン通したシーズンでは3位だったものの、クライマックスシリーズを勝ち上がり、見事パリーグのクライマックスシリーズ優勝。日本シリーズも勝って、日本一。

◆2010年版カード収集について
 2010年11月30日、コンプリート完成。最後の一枚は、インターネット限定のカード、ダルビッシュのT1だった。近年は、通常販売は、1袋2枚ずつ、インターネット分は1箱8枚ずつカードが付いてくるパターンで統一されている。
 私の購入ペースはというと、各弾5箱ごと購入。インターネット分は4箱ずつ購入。これで、ほとんどのカードは揃うのだが、各弾2〜3枚ずつぐらいは、揃わない。そこで、カードショップを利用し、数枚を購入。今年もそんな感じで終了。
 (カルビーインターネットページを見ると)なんと、インターネット販売は2011年から行わないとのこと。2004年から7年間続いたインターネット限定カードもここで終了。残念な気持ちもあるが、本来の販売方法に戻ったといっていいだろう。

T−02 ダルビッシュ(日ハム)

◆その他のトピックス
 2010年の詳細リスト
 2010年ファーストカードを追え
 2010年景品について
 2010年の出現カード数
 2010年インターネット限定カード

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