プロ野球カードを語る

                              (2013.3.28現在)
◆通算本塁打
                        
 打撃部門で最初に紹介するのは、通算本塁打。王、野村が1位、2位ということは、知っていたが、その後の順位はこれを作るまでよくわかっていなかった。山内一弘のカードが無かったのは残念。それから、ここでのカード紹介のコンセプトは、ファーストカード(選手が入団して発行される初めてのカード)があればそのカードを掲載する。無ければ、自分が持っている一番古いカードを代わりに掲載する。また、数球団にわたって活躍している選手については、最初の球団のカードを掲載する(ただし、王、長嶋は除く)。

1.王 貞治(868本)(巨人59〜80)
 本塁打王15回(62〜74、76、77)
▽73年から現役最後の80年までコンスタントにカード化されていた。また、現役を退いた後の助監督時代、84年の監督時のものもある。
 カルビーの00年に復刻版という形で、古い時代のカードが発行された。02年にも、枚数は1枚だが、ファーストカードを復刻するというシリーズで発行されている。




左から
73年 bV(ファーストカード)
00年 ON−02(王、長嶋のカードを復刻したシリーズ)
02年 M−15(各球団監督のファーストカードを復刻したシリーズ)
 この3枚のうち、右端の1枚は、左の2枚と異なり、上下逆に。意図的か?

2.野村克也(657本)(南海54〜ロッテ78〜西武79〜80)
 本塁打王9回(57、61〜68)
▽カードが発行されたのが73年だから、選手としてのピークは過ぎている。体型も、中肉中背のおじさんである。

左から
73年 bV5(ファーストカード)
73年 bW1
75年 bX22

3.門田博光(567本)(南海70〜オリックス89〜ダイエー91〜92)
 本塁打王3回(81、83、88)
▽南海、オリックス、ダイエーとそれぞれの球団でカード化されている。73年のカードの裏面を読むと、面白いコメントが載っている。「南海のクリーンナップ打線は、左の門田博光、右の野村御大、左のジョーンズで形成されていて…」、「よい素質を秘めているだけに、洋々たる明日が充分に期待できる」など。

左から
73年 bV8(バット版)(ファーストカード)
73年 bW3(旗版)
73年 bQ47

4.山本浩二(536本)(広島69〜86)
 本塁打王1回(75)
▽浩司を浩二に改名している。86年に引退したが、余力がある感じだった。

左から
73年 bU1バット(ファーストカード)
73年 bP01
73年 bP14

5.清原和博(525本)(西武86〜巨人97〜オリックス06〜08)
 本塁打王なし
▽入団した86年から引退する08年まで、コンスタントにカード化されている。

左から
86年 bW1(ファーストカード)
86年 bP06
86年 bP61
86年 bQ26

6.落合博満(510本)(ロッテ79〜中日87〜巨人94〜日ハム97〜98)
 本塁打王5回(82、85、86、90、91)
▽ロッテのカードがカルビーに登場したのは85年から。以降は、引退する年まで毎年カード化されている。

左から
85年 bV1(ファーストカード)
85年 bQ59
85年 bR71

7.張本勲(504本)(東映・日拓・日ハム59〜巨人77〜ロッテ80〜81)
 本塁打王なし
▽今では、日曜日の朝に出てくる「喝!!」と吠えるおじさんって感じ。本当はすごい選手だったんだと若い人に伝えたい。
左から
73年 bQ07(ファーストカード)
75年 bT29
75年 bV73

7.衣笠祥雄(504本)(広島65〜87)
 本塁打王なし
▽背番号が28だったとは。ずっと3だと思っていたよ。
左から
73年 bU0バット(ファーストカード)
73年 bU0旗
73年 bX7

9.大杉勝男(486本)(東映・日拓・日ハム65〜ヤクルト75〜83)
 本塁打王2回(70、71)
▽日拓・日ハム時代のカードが結構発行されている。

左から
73年 bQ08(ファーストカード)
73年 bR18
74年 bQ10


10.金本知憲(476本)(広島92〜阪神03〜12)
 本塁打王なし
▽現役最多本塁打王。しかし、近年は本塁打数を伸ばすことは苦しくなってきた。

左から
96年 bW3(ファーストカード)
97年 bT5

11.田淵幸一(474本)(阪神69〜西武79〜84)
 本塁打王1回(75)
▽彼のカードは阪神時代も西武時代もたくさんある。

左から
73年 bT1(ファーストカード)
73年 bV3
73年 bW0

12.土井正博(465本)(近鉄62〜太平洋・クラウン・西武75〜81)
 本塁打王1回(75)
▽各年代カード化されている。10代で4番を打ったのは凄い。

左から
73年 bP95(ファーストカード)
73年 bQ57

13.ローズ(464本)(近鉄96〜巨人04〜05、オリックス07〜09)
 本塁打王4回(99、01、03、04)
▽日本球界に電撃復帰はもう苦しいか。

左から
97年 bX9(ファーストカード)
98年 bR1(初版)
98年 bR1(2版)
98年 S−37

14.長嶋茂雄(444本)(巨人58〜74)
 本塁打王2回(58、61)

左から
73年 bP(旗版)(ファーストカード)
00年 ON−01(王、長嶋のカードを復刻したシリーズ)


15.秋山幸二(437本)(西武81〜ダイエー・ソフトバンク94〜02)
 本塁打王1回(87)

左から
85年 bR66(ファーストカード)
86年 bQ1

16.小久保裕紀(413本)(ダイエー94〜巨人04〜ソフトバンク07〜12)
 本塁打王1回(95)
▽98年春季キャンプを訪れた時の感動は、今でも忘れられない。現役第2位の本塁打数。

左から
95年 bP62(ファーストカード)
96年 bR4

17.山ア武司(403本)(中日87〜オリックス03〜楽天05〜中日12〜13)
 本塁打王2回(96、07)
▽近年は、楽天の主力打者として活躍。セ・パ両リーグでの本塁打王ということでも名を残した。2012年からは、活躍の場を古巣中日に移した。

左から
96年 bU8(ファーストカード)
97年 bU6

18.山内一弘(396本)(毎日・大毎52〜阪神64〜広島68〜70)
 本塁打王2回(59、60)
▽あだ名が「かっぱえびせん※」なのに、残念ながらカルビーのカードが発行されていない。もっとも、カードが発行される前に現役を引退されているし、監督6年のうち、ロッテが3年と、まぁ仕方がないかもしれない。
※指導者として、教え出したら徹底的に指導することから「かっぱえびせん」(カルビーの同名
 商品のCMキャッチフレーズ「やめられない、止まらない」)から、こう呼ばれるようになっ
 た。

(参考)81年 bQ38 森繁和の紹介カードであるが、左端にロッテ監督時代の姿

19.中村紀洋(390本)(近鉄92〜米国05〜オリックス06〜中日07〜楽天09〜横浜11〜)
 本塁打王1回(00)
▽大リーグ挑戦のゴタゴタ、オリックス退団のゴタゴタとかがなければ、もっと実績を残していたはず…。楽天、横浜では、いまいち。

左から
95年 bV0(ファーストカード)
95年 bP46

20.大島康徳(382本)(中日69〜日ハム88〜94)
 本塁打王1回(83)
▽日ハムへトレード移籍後、2000本安打達成。本塁打数も結構増やした。

左から
74年 bR36
75年 bV44

20.原辰徳(382本)(巨人81〜95)
 本塁打王なし

左から
82年 bT1(ファーストカード)
82年 bQ07
82年 bQ87

22.A・ラミレス(378本)(ヤクルト01〜巨人08〜横浜12〜13)
 本塁打王2回(03、10)
▽ヤクルトで、ずっと活躍してほしかった。

左から
02年 bQ(ファーストカード)
02年 bX2


23.小笠原道大(376本)(日ハム97〜巨人07〜)
 本塁打王1回(06)

左から
99年 bP90(ファーストカード)
00年 bX3
00年 bP58
00年 B−05

24.江藤慎一(367本)(中日59〜ロッテ70〜大洋72〜太平洋75〜ロッテ76)
 本塁打王なし
▽大洋時代の貴重なカード。両リーグ首位打者は彼が日本プロ野球では初の快挙。

74年 bR49(ファーストカード)

25.江藤智(364本)(広島89〜巨人00〜西武06〜09)
 本塁打王2回(93、95)
▽西武時代は、もったいない起用法だった。

左から
93年 bU2(ファーストカード)
94年 bU

26.A・カブレラ(357本)(西武01〜オリックス08〜ソフトバンク11〜12)
 本塁打王1回(02)
▽西武時代は、凄い飛距離だった。

左から
01年 bP49(ファーストカード)
01年 S8


27.松中信彦(352本)(ダイエー・ソフトバンク97〜13)
 本塁打王2回

左から
99年 bQ01(ファーストカード)
00年 bP44


28.掛布雅之(349本)(阪神74〜88)
 本塁打王3回(79、82、84)

左から
75年 bW23(ファーストカード)
76年 bT53

29.有藤道世(348本)(ロッテ69〜86)
 本塁打王なし

左から
85年 bV2(ファーストカード)
85年 bS49

30.加藤英司(347本)(阪急79〜広島83〜近鉄84〜巨人86〜南海87)
 本塁打王なし

左から
73年 bX0(ファーストカード)
73年 bQ56


タイトルへ

プロ野球カードを語るへ

トップページへ


inserted by FC2 system