ベルリン国立絵画館所蔵

『紳士とワインを飲む女』
製作年代 1658〜59年頃
技法   キャンバス、油彩
サイズ  65×77cm
鑑賞日  2009年 1月 2日(現地)
     2010年 1月 1日(現地)
     2013年 9月25日(現地)

 鑑賞番号 23
 ドイツ旅行最後のフェルメール絵画鑑賞はベルリンのこの作品。ファン心理を考えてのことなのか、美術館の一番奥に展示されている。私は、事前にもう一枚の作品がないことを知っていたが、やはり、知らない人が多く、その部屋にいる係員は何度も「ローマ、ローマ」って説明していたっけ。
 絵は、左側からの光の差込がステンドグラスを通過しているので、光が他の作品に比べて透明感のある明るさが感じられた。男性は、この女性をどうしようと思っているのか? 酔わせようとしているのか? それから、後にかかっている絵画は、図録でははっきり見れるのだが、実際には暗くてよく見えないんだね。
 この絵を見た瞬間、私の中では達成感でいっぱいとなった。


『真珠の首飾り』
製作年代 1662〜65年頃
技法   キャンパス、油彩
サイズ  51.2×45.1cm
鑑賞日  2010年 1月 1日(現地)
     2012年 7月28日(上野)
     2013年 9月25日(現地)

 鑑賞番号 34

 残念ながら、こちらはローマ・コルソ美術館に貸出予定となっている。
 いずれ、ベルリンにもう一度行くのか? または、日本に来るのを待つ?
 わたしが、フェルメールの中で一番好きな絵は? と聞かれたときは、迷わずこの『真珠の首飾り』と答える。描かれた女性の仕草が気に入っている。
 ベルリンに行くのか? (と、自分自身に聞いてみる)(2009.1.2)
 2010年1月1日、北欧旅行中に、ベルリンを訪れることがほぼ決定。現在、見られるフェルメール絵画34作品の中で、私自身、最後に見ることになる絵画。


 2010年1月1日、無事鑑賞できた。もう感激だ。当日開館と同時にこの絵の前に向かって歩いて行った。部屋にはまだ誰もいない。独り占めして鑑賞できる贅沢。この絵の構図はすごく素敵だ。首飾りを光に当て、反射させて壁に色が映るのを楽しんでいるんだね。女性がこうしたしぐさをするのは何ともかわいらしい。

 2013年9月、ベルリン滞在時に2枚鑑賞することができた。この美術館は、ベルリンを訪れるたびに来ている。今回は、少し滞在時間が短かったが、それでもこの絵を鑑賞するために無理してやってきた。次、このベルリンを訪れるのはいつになるのか。



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