イザベラ・スチュワート・ガードナー美術館所蔵

『合奏』
製作年代 1665〜66年頃
技法   キャンバス、油彩
サイズ  72.5×64.7cm
鑑賞日  − 年 −月 −日

 鑑賞番号 まだ鑑賞していない
 この絵画が出てくるのはいったい何時になるんだろう? 1990年3月18日に、美術館から盗まれ、もう、20年が経ってしまっている。『芸術新潮』によると、これまで、犯人側から何度か連絡があったそうだが、実際交渉していたのだろうか? 日本に持ち込まれている可能性もあるって書いてあるのも興味をそそる。
 悔しいけれども、2009年9月に、当美術館を訪問した。噂どおり、盗まれた状態のまま(額縁に何も入っていないまま)の展示室であった。
 絵画は、図録で確認。ロンドン・バッキンガム宮殿『音楽の稽古』に似ているかなって思う。楽器がいくつも描かれているのは面白いね。背景に描かれている絵画は、フェルメール家の所蔵品であったバビューレンの『取り持ち女』ということが分かっている(ドレスデンには、フェルメール作の『取り持ち女』があるね)。
 リュートを弾く男性の関心が、音楽以外のところにもあるということを暗示しているのだという。よくできた作品だ。

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