フェルメール関連絵画
ワシントン・ナショナル・ギャラリー所蔵
『フルートを持つ女』
製作年代 1665~1670年頃
技法 板、油彩
サイズ 20×17.8cm
鑑賞日 2009年9月24日(現地)
鑑賞番号 -
私が、ワシントン・ナショナル・ギャラリーを訪れたときに、企画展がやっていて、他のフェルメール3作品とともに展示されていたこの作品。第一印象は、小さい…。
画家の欄には、「attributed to Johannes Vermeer」って記述されていたから、所蔵されている美術館も真作とは言えないって認めているんだよね。ただ解説では、保存状態が悪いって書いてあるけれど実際にはそうは思えなかった。いずれ、研究がされて正しい作者が分かることを望む。
バーバラ・ピアセッカ・ジョンソン・コレクション所蔵
『聖女プラクセデス』
製作年代 1655年
技法 カンヴァス、油彩
サイズ 101.6×82.6cm
鑑賞日 - 年-月-日
鑑賞番号 ― (まだ鑑賞していない)
フェルメールの真作であるかどうかについては意見が割れている作品。私が所有している図録でも、そう。真作となれば、フェルメールの最も初期の作品。原作があり、フィレンツェの画家フェリーチェ・フィチェレッリの『聖女プラクセデス』。この作品では、原作にない十字架を手に持たせている。これは、フェルメールが結婚の際にカトリックに改宗したことの証といわれている。タイトルにある、聖プラクセデスは、2世紀頃に登場する人物で、ローマで殉教者を手厚く葬ったとされる、キリスト教の聖人。ここまで詳しく解説されているし、フェルメールのサインと年号が記入されてはいるのだが、真作と見なされないとは…。
(追記)2014年夏、突然イギリスのオークションに出現した。有名な会社であり作者は、フェルメールと断定されたもよう。落札者はアジア系とのことであるが詳細はわからない。私みたいな一般のファンは見ることができるのだろうか?
ハン・ファン・メーヘレン作
ボイマンス・ファン・ブーニンゲン美術館所蔵
『エマオの晩餐』
製作年代 1937年
技法 カンバス、油彩
サイズ 115×127cm
鑑賞日 - 年-月-日
鑑賞番号 ― (まだ鑑賞していない)』
有名な、フェルメール贋作事件で注目された絵画。実は、この絵見たさに、収蔵されていた美術館に行ったのであったが…。見学に行った日は、あいにく展示されていなかった。
ボイマンス・ファン・ブーニンゲン美術館は、『バベルの塔』(ブリューゲル)や、『机に向かうティトゥス』(レンブラント)など、有名作品が多く所蔵されているオランダでも超有名な美術館。ただ、フェルメールを所蔵していなかったので、この絵を購入した時は、アムステルダム国立美術館、マウリッツハイス美術館と並んで、フェルメールを所蔵する第3番目の美術館となり、大いに盛り上がったという。しかし、贋作事件で被害にあい、現在では、再び、フェルメール絵画を所蔵していない美術館となってしまっている。
私の希望は、いつか、フェルメールの贋作ばかりを集めた企画展をやってもらいたい。
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