マウリッツハイス所蔵

『青いターバンの女(真珠の耳飾り)』
製作年代 1665〜66年頃
技法   キャンバス、油彩
サイズ  44.5×39cm
鑑賞日  2006年 9月17日(現地)
     2012年 7月28日(上野)

 鑑賞番号 10
 感動。フェルメール作品でも1、2位を争うほど人気のある作品。制作年代は1665〜66年。私も、この作品の展示されている部屋に入るや否や、人垣を掻き分け、急いでこの絵の前に立った。私が始めて、フェルメール作品を見てから6年、ついに憧れの作品を見ることができた。鮮やかな青が印象に残る。マウリッツハイス美術館では、贅沢にも、ここに所蔵されている3作品を同部屋に展示し、それぞれ、異なる向きの壁に飾られていた。そういえば、一昨年、映画にもなったっけ。鮮やかな青も奇麗だが、目の輝きにも驚いた。

『ディアナとニンフ』
製作年代 1655〜56年頃
技法   キャンバス、油彩
サイズ  97.8×104.6cm
鑑賞日  2006年 9月17日(現地)
     2008年 8月10日(上野)
     2012年 7月28日(上野)

 鑑賞番号 11
 フェルメール作品には珍しく、聖書を題材にした絵画。また、この作品は、真作と見なしがたいとされているもので、素人の私には、よく分からないのだが、確かに他の作品と絵のタッチが異なっているように思った。(今回のオランダ・ベルギー旅行中にも、ボイマンス=ファン・ブーニンゲン美術館(ロッテルダム)では、すでに贋作とみなされた作品があるというので、期待して行ったのだが展示されていなかったのでかなりガックシ!!)まぁ、私の持っているフェルメールの書籍には、35作品となっているので、その数字を目標に旅する予定である。

 東京・上野で開催の大フェルメール展に出品。


『デルフト眺望』
製作年代 1659〜60年頃
技法   キャンバス、油彩
サイズ  96.5×115.7cm
鑑賞日  2006年 9月17日(現地)

 鑑賞番号 12
 この美術館を訪れる数時間前に、私はデルフトにいた。そして、この絵の右側にある門(デルフトの東門のこと) の記念写真を撮ってこの美術館にやってきたわけだ。フェルメールは2点の風景画を残しているが、そのうちの1点がこの作品である。デルフトでは、この東門のほか、水路、新聖堂、旧聖堂といった、絵画に描かれている被写体も映像におさめてきた。また、ここでこの絵を描いたのであろうという場所には、ベンチが置いてあり、私は、しばらくここから、この風景を楽しんだ。実際には(特に絵の左側)、工事中の建物があり、この作品のようには見えなかったが、それでも、17世紀のオランダ画家の気分を少し
でも味わえたと思うと嬉しかった。


トップページへ  フェルメール全点踏破の記録へ

inserted by FC2 system