1985年版を考察する
◆ロッテとカルビー
ロッテの選手がカルビー野球カードに初登場したのは、1985年。同じ菓子メーカーだったため、カード化しなかったというのが主な理由であろう。その後は途絶えることなく、現在まで12球団の選手が登場している。
1985年にカード化されたロッテ選手は、
落合博満(71、145、259、371、436、446)
有藤道世(72、449)
村田兆治(137)
水上善雄(149)
山本功児(360)
以上5選手11枚。(赤字は所有 2013.10.20現在)
カード化された選手5名は、主力打者4名、エース投手1名。ただし、85年のロッテには、他にも注目に値する選手がいた。西村、横田、リーは、3割を打ち、仁科、荘は、それぞれ、12勝、11勝を記録したから、カード化されても良かったのでは? 有藤は、規定打席不足だし、選手としてはピークを過ぎていたが、この年2000本安打を達成しているので、その話題性もあって選ばれた感がある。
左から
落合(bV1)、(bQ59)、(bR71)
左から
有藤(bV2)、村田(bP37)、水上(bP49)、山本(bR60)
リストによると、85年は481枚のカードが発行されているから、
ロッテ選手の割合=2.286パーセント。非常に少ないことがわかる。
なお、上記5選手が、すべてはじめてカード化された選手かというと、そうではない。山本功児は、ジャイアンツ時代の76年にすでに複数枚カード化されているのであった。
左から
1976年(bP220)、同年(bP248)
最後にもうひとつ。カルビーは、ロッテの選手が写真に入らないようにしたことがよく分かった。なぜなら、73年から84年までのカードをすべてチェックしたが、ロッテの選手が写っているのはごくまれに数枚あるのみ。たまに、ベンチ付近や、相手チームとの交錯プレー等で対象選手以外が写ることがあるが、それがロッテの選手に限ってほとんどないのだ。私が持っているカードで、大きく確認できるカードは1枚。写っているのは、金田正一監督(写真左下)。
bP45(1977年)
裏面には長嶋監督のことのみが記載され、金田監督については全く触れられていない。
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